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2008年11月22日 (土)

どうなんでしょう?(4)-建築(後編)

建築現場を見ていて、前の記事以上に気になることがあります。

作業している人たちが、家から着てきた普段着そのままといった服装で仕事をしているのです。作業服、安全靴、ヘルメットなどが広く行き渡っていないようです。

『仕事用の服装』という概念がないわけではありません。
繊維や食品などの工場では、昔のお医者さんが着ていたような丈の長いコート様の白衣(色は青が多いようですが)が用いられているのを見ましたし、会社等の建物の掃除をする人は背中に清掃会社の社名と電話番号が書かれた揃いの作業服を着ています。中等学校くらいまでの生徒たちは、普通の服装の上に袖のない薄手のチョッキのようなものを着て通学しています。

しかし建築現場では、安全に作業するための機能的な装備が考えられていないように見えます。作業服等に金を使う仕組みになっていないのか、作業員の方が慣れた普段着で仕事をしたがるのか、理由はよく分かりません。

水を使ってセメントと砂を混ぜる作業をしている人などは、帰りに履くべき靴(普段履いている靴)を汚さないようにという配慮からか、裸足になってスコップを使ってモルタルをコネコネしています。
ヘルメットや命綱なしに高所作業をしている人もいます。

イラクやアフガン、そしてコンゴやスーダンとは側面が異なってはいますが、「人間が大事にされていない」と感じる時があります。

一方で、一応定職に就きながらも自分の部屋を構えるほどの経済的余裕は無くて、個室ビデオ店で寝泊まりしている人がいるなんていうニュースに接すると、日本のベクトルも人を軽く扱う方に向いているのではと思ってしまいます。
将来日本の街角に、裸足になってセメントをこねる人が出現することがないようにがんばらなくては…。

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